オオウチカイロプラクティック 手技療法研究所 の日記
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膝が痛いときに
2022.06.13
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膝が痛いときに考えなければいけない要因はいろいろあります。
膝の裏にある滑液包に、何かの原因で液体が溜まってしまうベーカー嚢腫
や関節リウマチ、半月板の損傷、変形性関節症など書ききれないほど原因はあります。
通常は軟骨が減っていますねとか、膝の骨が変形しているから
とか、お歳ですからねなどと言われてあきらめている方も
多いと思います。
そういったことも結果として痛みを引き起こしますが、
大切なのは、何故そのような結果に至ったかです。
詳しくはまた後で書いてみたいのですが簡単に書きます。
例えば、過去にあった足首の捻挫がもとで、足首の関節が不安定になると
膝の内側の骨の隙間が狭くなって、軟骨がぶつかり合い痛みが出ます。
この場合はもちろん足首を良くすることが必要です。
膝裏の腱が固まっていたり、膝を支える大腿(もも)の筋力が低下していたり、
腰から膝に来る神経が腰の部分で圧迫されていても、膝に痛みが出ます。
専門的になりますが、膝の内側の少し上を通る神経を通すハンター管
の部分で、神経が筋肉の圧迫を受けて痛むこともあります。
また、脛(すね)の骨が膝側では後ろに、足首側では前にずれて
正座できなくなったりもします。
他にもいろんな要因で膝の痛みは出現しますが、このように
単に老化や骨の変形でかたずけられない問題を良くすることで
膝の機能を取り戻して、痛みを減らすことは可能です。
*イラストはベーカー嚢腫(のうしゅ)
