オオウチカイロプラクティック 手技療法研究所 の日記
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内臓からくる腰痛
2022.06.11
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通常の腰痛は重いものを持ったとか、長時間しゃがんで作業したとか、
腰に直接負担がかかった結果おこるものだとおもわれがちですが、
意外に物理的負担でない原因で起こっているものがあります。
代表的なものは睡眠不足や足の冷えです。
物理的というよりは生理学的な要因からくるものです。
睡眠不足で腰痛が起きる、というと驚く方もおられるけれど
よくある原因の一つです。
気を付けなければいけないのは、
腰痛のおよそ2%を占める内臓に起因するものです。
尿路結石、子宮内膜症、慢性の十二指腸潰瘍、腎盂腎炎、
慢性膵炎などで起こる痛みは
腰痛と間違えられることがあります。
さらに圧迫骨折やがんの骨転移、化膿性脊椎炎などの場合も。
筋肉や筋膜、骨のアライメント異常(軸のずれ)に起因する腰痛は、
一部のひどい炎症状態にある時を除けば、安静時には痛みが軽くなるし、
ヘルニアや脊柱管狭窄症でも楽な姿勢というのは見つかるはずですが、
内臓に起因する場合は、安静時にも疼痛が減らなかったり、
夜間痛みが増したりするので注意が必要です。
この場合は当然ながら、病院での検査をお勧めします。
